あずこの独り言

メンタル病んでいるあずこの独り言

今命があることに感謝

私を産んで育てた(?)母には感謝している。

本来なら私はこの世に出てこなかった人間なんだから。

母は父とお見合い結婚をした。お見合いして半年後に結婚した。

結婚したら父は豹変した…という。

妊娠しても父は喜ぶどころか夫婦仲は最悪になり子供を堕ろして離婚しようと思っていたらしい。そして私が生まれたら父は家を出てしまった。母は赤ん坊を抱えて実家に帰ると無情に追い出され路頭に迷い赤ん坊と心中しようと思った。


半年後に私の足の病気がわかり治療をするため

父の会社に連絡をとってもらい父は戻ってきた。


子供の頃から聞かされていたし、父が度々母に暴力を振るう事から父は癇癪持ちなのかそれが母に憎しみを持っていたからなのか。

わかったのは私が大人になってからだった。

近所付き合いもできない、家族にも疎まれて、包括の人にもちょっと無理みたいな感じにさせて母の人格にかなり問題がある。

父は離婚したかっただろうに昔の人だから、世間体を思いっきり気にしてできなかったんだろうな。


私は暴力でねじ伏せる父が怖くて嫌いだった。

母も嫌い。妹は自室に篭り話しかければ怒るし

家が嫌いだった。

早く家を出ることばかり考えていた。

短大も地元で就職も地元で家を出ることは禁止だったのであとは、結婚して家を出るしかなかった。


家が厳しくて女友達と泊まりの旅行は禁止。

門限は結婚するまで7時。

残業で遅くなるなら電話をしなければ酷く叱られた。成人した大人が8時に帰ったら父親に叱られる。飲みに行くこともでず、友達もできなかった。


そこへ旦那が交際を申し込んできた。

向こうは私を知っているみたいだったけど、私は全く知らない人だった。

先ずは友達からお付き合いして、門限が厳しいから遠くへ行けないけどデートは近場の遊園地や映画館。行きつけのおしゃれなカフェ(喫茶店)でもホテルも行った。

小学生並の門限に合わせてちゃんと送り届けてくれる。


顔や身長は理想とかけ離れた人だけど、初めて付き合った男の人なのにこの人と結婚したら幸せになれる自信があった。

まだ22歳だった。

あれから34年が経った。


この人と結婚して良かったと思う。

2人の娘にも恵まれて2人とも別居しているけど

それぞれ私を気にしてくれる。

次女は毎日誰かの面白い動画を送ってくれる。


2人ともいい子に育ったねって毎日言っている。

うちの旦那は付き合っていた時から今日まで怒ったり声を荒げたりしたことがない。

父と正反対で、イライラもしたこともない。

不幸だった子供時代の私に神様が与えてくれたプレゼントなのかも。

寝たきりなったとしても誠心誠意お世話します。(私が長生きできたなら。)

今日、休みだから家にいてくれるので随分気持ちが楽。


いつまでも寝てばかりいられない。

今月リトルマーメイド観て豚まん食べるんだから。